チック症の症状と改善

神経疾患のひとつであるチック症は幼児期に発症しやすく、ストレスによる誘因が多いようです。
チック症の症状は主にからだ特に手の震えや目をパチパチさせる、奇声などがあげられ、本人の意思とは関係なくピクピクっとした素早い動きなどが繰り返し起こり、特に多いのがまばたき、肩をぴくっと動かす、頭をふる、顔をしかめる、口を曲げる、鼻をフンフンならす運動チック、そしてため息のように声や、咳払いがめだつ音声チック、場合によっては「バカバカ」などの汚い言葉を絶えず口にすることもあります。
チック症の症状は本人がわざとやっているわけではなく、止めようと思っても止まりません。
幼児から小学校低学年ぐらいまでの子にチック症が多く見られ、性格は、感じやすい、傷つきやすいなど、優しい子に多いような印象がみられます。
チック症はほとんど、短期間に消えていますが、精神的ストレスや緊張感などで、一時的に症状のでる子は少なくありませんので、できるだけリラックスさせることが必要で、精神的にゆったりとしていられるような環境づくりが大切です。

慢性チック症治療と薬

子どもにみられるチック症は、一過性・発達性チックといわれるものがほとんどで、一種の癖のようなもの、乳幼児期から学童期にかけ、心と体の成長・発達の過程で多くの子どもにみられますが、固定・慢性化するとチック症と診断されます。
チック症の程度が強いもので、本人が気にするために余計症状が強く出ているような場合は、薬で抑えることもあり、短期間で症状が改善していきます。
子ども専門の精神科では、心身症ないし神経症レベルのチック症が比較的多く、チック症の重症型が慢性多発性のチック症でトゥーレット症候群は学童・思春期に比較的多くみられます。
チック症治療は、チック症の病気を治すのではなく、チック症の子どもを治療することで、ストレスなどへの適応性を高め、人格の発達援助を目指す治療になります。
運動チック、または音声チックの症状が独立して一年以上持続して現れた場合に慢性チック症と言います。
トウレット障害や慢性チック症の治療には、薬物療法が有効です。
最近では発症の原因としては、身体因として脳の線状体の障害説を重視する傾向があります。

チック症漢方薬

以前、チック症は心理的な病気との見方が専門家の間にもあり、今でも「育て方に問題がある」と親が周囲に責められ、親子間の新たなストレスとなり症状を悪化させる悪循環に陥りやすい状態になることがあります。
チック症は、緊張や不安、興奮、疲労などによって影響され、ちょっとした変動で、一喜一憂しないことです。
トウレット障害や慢性チック症の治療には、薬物療法が有効で専門医の受診をお勧めします。
漢方ではチック症も病名にこだわらず一種のけいれんの病気として考え、処方を選択し抗ストレス作用のある漢方薬が有効です。
テレビに出ている有名人にも、目をパチパチしたり、首や肩を回したりしている運動チック症の人が見られます。かなり前からですが、都知事の石原慎太郎さんも、またたきのチックがあるようで、治りませんね。
歴史上の有名人ナポレオンやモーツァルトなどもチック症があったことが知られており、チック症状が、人間の価値を左右するものではないのです。
患者や家族らの特定非営利活動法人「日本トゥレット協会」でも、チック症の子どもに対して関係者は正しい認識をもってほしいとしています。

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